ヴィンテージ - コーヒーテーブル AT-8 - ハンス・J・ウェグナー
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品番:TA092V
デザイナー名:Hans J Wegner/ハンス・J・ウェグナー
メーカー名:Andreas Tuck/アンドレアス・ツック(デンマーク)
デザイン年:1954年
製造番号:AT-8
ラウンド(円)型の天板に3本脚の組み合わせが特徴的な作品です。天板はチーク・脚部はオークによるもので
材種の違いによるコントラストの表現はウェグナーが好んだ作風として様々な作品からも確認できます。
スクエア(四角)型のテーブルでは表現できない遊びの効いた空間レイアウトなど想像が膨らみます。
Hans.J. Wegner(デンマーク・1914-2007)/ハンス・J・ウェグナーについて
ウェグナーは、1914年に靴職人を父にデンマークとドイツの国境の町トゥナーに生まれました。家具職人 H.F スタルベアーグの元で家具を学び、17歳で家具職人の資格を取得。3年後にコペンハーゲンに移り、1936年から1938年まで工芸スクールに在籍した後、デザイナーとしての活動を開始しました。1940年、ウェグナーはアルネ・ヤコブセンとエリック・ムラーが担当する、オーフース市市庁舎の建築プロジェクトに参加し、そこに納める家具をデザインしたことでも知られています。またデニッシュデザイン界に大きな貢献を残した家具工房 ヨハネス・ハンセン社との協働もこの年に始まりました。
デンマークデザイン界において、最も創造性と独創性に溢れれたデザイナーであるウェグナーは椅子の巨匠として知られ、500脚以上の椅子をデザインしています。そしてその多くが現在名作として、国際的に高い評価を受けています。
「デニッシュモダンと言われるあの独特のスタイルはどのように作られたのか」と、デンマーク国外の人々から頻繁に聞かれていたウェグナーは、これに対して「デザインをより純粋なものにしていくプロセスによって作られたのだと思います。私にとってそれは、よりシンプルにしていく作業。4本の脚、座面、背、アーム、そしてそれをつなぐフレームというように、必要最小限なところまで、無駄をそぎ落とすということなのです。」と答えており、シンプルな美と機能性を追求し、その家具の核となるもの、その家具の本質ともいえるべきものを露わにしていく。これが、ウェグナーが後世に遺した最も大きな功績と言えます。
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