94歳、現役デザイナーが手がけた椅子
2023年時点、94歳の現役デンマーク人デザイナー
カイ・クリスチャンセン (Kai Kristiansen)
18歳という若き時代から家具製造に携わり、デンマーク王立芸術アカデミーで学んだ後、
わずか26歳で自身のデザインショップを開設
半世紀以上の年月を家具作りに向き合ってきた、カイ・クリスチャンセンの生き方についてご紹介
何事も"真剣に向き合う姿"に
心打たれるの
師匠への敬意と己の信念
家具製造の見習いを終えたのち、クリスチャンセンは、デンマーク王立芸術アカデミーにてコーア・クリントに師事。
クリントは、
古典的・伝統的な家具の形と技術を活かしたデザイン哲学を持っていた。
クリスチャンセンは、
彼の哲学や教えに敬意を払い真摯に学びながら、人間工学から機能性や生産性の高さっも同時に重視した家具をデザインしようと、家具業界への新たな風を吹き込んだと言われている。
デザインとは何か?
生涯かけて家具について考え続けるクリスチャンセン。
よりシンプルに、
より機能性を高く、
より美しく。
半世紀以上生き続けて家具と向き合ってきた彼の当初のヴィンテージチェアがここにある。
彼の当時の想いを感じているのか、今も最前線でデザインを続けている敬意なのか。
なんとも不思議な感覚になる。
こんな貴重な椅子を手にすることができるのは、カイ・クリスチャンセンの名作チェアでしか味わえない。