G-PLANで最も売れたとシリーズ「Fresco(フレスコ)」の魅力とは?

英国ミッドセンチュリーモダンを代表する家具メーカー『Ebenezer Gomme社(エベネゼル・グーム)』のG-PLAN(ジー・プラン)

G-PLANについての記事「プランを立てて、買い足していく家具」はこちら

そのG-PLANの中で最も売れたと言われているのが、このFresco(フレスコ)シリーズ。

 Frescoシリーズの何が他と違うのか。

他の家具と異なるロゴのデザインともあって、当時から特別なシリーズであることが伺える。ロゴについての記事はこちら

この記事を読むと、G-PLAN人気に火をつけたFrescoの魅力にハマること間違いない。

G-PLANのFresco(フレスコ)シリーズのチェスト

 

ブランドイメージ快進撃が始まる

英国老舗家具メーカーE. Gomme(イー・ゴム)社が1898年G-PLANブランドが誕生したのが1952年。

実は、約50年の時を経てG-PLANが誕生していたのだ。当時のロゴにある「EG」が存在感を放っているのが納得できる。

Frescoが誕生したのは、G-PLAN誕生から約10年経った1961年。

創業者の孫であるドナルド・ゴムが、北欧デザインに強い関心を持っていたため、デンマーク人のIb Kofod-Larsen(イヴ・コフォード・ラーセン)と契約を結んだことからFrescoシリーズが始まった。

イギリス老舗のヴィンテージ家具メーカー、ジープランのチェスト

 

国を超えて時代を捉える 

イヴ・コフォード・ラーセンとは約10年の契約で、彼が1960年代を代表する家具メーカーへと転身させていったと言っても過言ではない。

同時にG-Planとの契約は、彼のキャリアにおいて重要な一歩となり、経済面においても生活の基盤となり、お互いにwin-winで良好な関係だったようだ。

北欧デザインの人気が来ることをいち早く察知し、イヴ・コフォード・ラーセンと共に北欧デザインを取り入れたことで、特にロンドンの人々にムーブメントを起こした。

当時からビジネスとして成功するだけでなく、今でも「ヴィンテージ家具」を代表するブランドとして人気を誇っている事実に、ギュッと胸が熱くなる。

ますますヴィンテージ家具が好きになる瞬間が、こういうストーリーに隠されている。

G-PLAN(ジープラン)の北欧デザインが含まれたFrescoシリーズのチェスト

 

取っ手が決め手のチェスト

Frescoシリーズは、チーク材にこだわっており、濃色のアフロモシア(アフリカンチーク)の木材と、取っ手が特徴。

特に巻貝型の取っ手は、シンプルだけど曲線が優しい印象へと導く。

デザインの魅力がここまで引き立てられているのは、チェストの中に一体化している掘り込み取っ手だから。

頑丈なチーク剤にひびを入れないように、取手部分を削る工程が難しい時代に取り入れられた技術は、今もなお愛され続ける理由の一つかもしれない。

 

ミッドセンチュリー家具のG-PLANのチェスト

 

革命的なFrescoシリーズ

G-PLANの中でも、北欧デザインを取り入れたイギリス発祥として革命を起こしたFrescoシリーズ。

あなたのお家にも、「ブリティッシュ×ノルディック」デザインの家具を取り入れて、オリジナルのお部屋を作りを楽しんでみて欲しい。

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