価値はどうやって生まれるのか?

1951年にハンスJウェグナーが
デザインしたCH28、通称「ソーバックチェア」
北欧の優れたデザイナーに贈られる
ルニング賞を受賞した年に発表され
世の中からも注目を集めた椅子
たった14年間しか製造されなかった
ヴィンテージ家具として
とても貴重な椅子
そんなCH28の歴史や特徴をご紹介!
家政婦さんと新聞記事に
1951年12月
ウェグナーの自宅の家政婦が
この椅子に腰掛ける写真とともに
デンマークの新聞で発表
「女性でも楽に持ち運べる軽さ」という
ポイントが一般にも注目を集めた
現代でも稀に見ぬ独創的なデザインで
持ち運びしやすさを訴求という
巨匠であることを実感させられる一脚
不思議なものだ
強度を確保した接合部分
薄い成形合板で作られた背もたれ
独特の存在感を放つ肘掛け
各々の役割が組み合わさることで
50年以上経つ今も
美しく凛としたCH28がここにある
軽さがアピールポイントだったが
実際には脚の形に注目を集めた
そして、製造が中止されたことで
今の時代で貴重価値として重宝されている
人間にとっての価値というのは
不思議なモノだ