ヴィンテージ - ブックケース - モーエンス・コッホ
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品番:SC091V
デザイナー名:Mogens Koch/モーエンス・コッホ
メーカー名:Rud Rasmussen/ルド・ラスムスセン
デザイン年:1928年
元々、1928年にコッホが“自邸の小さな書斎で使うため”にデザインをしたブックケース。当時としては画期的であったモジュールシステムを採用し、扉や棚、引き出し等の様々なパーツを用いることで収納物に合わせて調整できるよう設計されました。
デザインから4年後の1932年、ルド・ラスムスセンより販売が開始されました。
このブックケースは様々な組み合わせが可能で、まさにクリントの下で学んだデザイン哲学を体現したモーエンス・コッホの最高傑作と言えます。発表から80年以上たった現在も、書棚の最高峰として君臨しています。
メーカーであるルド・ラスムスセンはデンマークで最も古い歴史を持つ家具工房。
デンマークのクラフトマンシップの象徴ともいわれ、デンマーク王室御用達・デンマーク家具の最高峰として知られています。
また公共施設の家具や個人家具の双方において、モーエンス・コッホ、ヨルゲン・ルドラスムスセン、コーア・クリント、モーエンス・ラッセン、ポール・ケアホルムなどのデンマークを代表するデザイナーの家具を製作してきました。
ポール・ケアホルムの自邸や、同じくデンマークを代表する家具メーカーであるPPモプラーの会長室などでもラスムスセンの家具が使用されており、デンマークにおける同社への絶対的な信頼感・尊敬を感じさせます。
ルド・ラスムッセンは140年以上続いた老舗工房でしたが、2016年にあえなく閉鎖しました。
1944年以降はFDBモブラーでも製作されていましたが、現在はカール・ハンセンでその技術が受け継がれ現在も製作されています。
Mogens Koch(デンマーク・1898-1992)/モーエンス・コッホについて
コペンハーゲンのデンマーク王立美術アカデミーを卒業後、1925年から1930年までコーア・クリントの元で仕事をしたほか、1950年から1968年まで王立アカデミー家具科の教授を務めました。
モーエンス・コッホの建築家、そしてデザイナーとしての大きな特徴は、求められる機能を最優先するという点です。また、建造物、テキスタイル、カトラリー、家具と、何をデザインするであっても、シンプルさを追求した。
特に家具においては、スマートで画期的な解決策、最適な機能性、快適さや美しさを追求した家具を発表しています。コッホは1925年から1932年まで、アシスタントとして様々なデザイン事務所に勤務し経験を積み、特にコーア・クリントの事務所ではそれぞれの仕事や製品に求められる機能の重要性、そしてシンプルなフォルム、受け継がれてきた伝統技巧への配慮と、デザインの現場で必要なことを学んでいます。モーエンス・コッホがデザインした家具のほとんどは、求められる機能の入念な調査とシンプルで最適な解決策の模索。数字データが大きな役割を担っており、基本となる構造にフォーカスし、伝統的な装飾はほとんど見られず、機能と使用目的がデザインの出発点となっています。
彼の代表作であるブックケース発案の原動力となっているのも、数学的なアプローチです。
ヴィンテージのため、キズや凹み跡、汚れがある場合がございますが、ヴィンテージの味としてご理解をいただき、お楽しみいただきますようお願いしております。必要に応じまして、ご発送前にお客様へ該当箇所のお写真を別途お送りしてご連絡させていただく場合がございます。また、木製のヴィンテージ製品は材の特質上、乾燥や経年変化によって木の伸縮・反り・割れなどが起こる可能性がございます。
あらかじめご了承くださいませ。