ヴィンテージ家具の醍醐味を味わってもらうために、Tokyo Apartment Storeがこだわるリペア・メンテナンス

 

Tokyo Apartment Storeでは、販売するヴィンテージ家具をお客様にお渡しする前に、当ショップ専属のスタッフが、一つ一つ丁寧に検品・メンテナンス・修繕を行っています。

オンラインショップでヴィンテージ家具を選ぶときに気になる「傷や染みはどの程度残っているのか」「購入したあとも問題なく使えるのか」などの不安を可能な限りなくし、ご安心頂ける状態でお届けしております。

リペアスタッフがヴィンテージテーブルの修理を行っている様子

ヴィンテージの「傷」や「染み」は、すべて消すものではないからこそ

ヴィンテージ家具には、その家具が過ごしてきた時間やストーリーが刻まれています。

木の表情、塗装の変化、小さな傷や染み、使い込まれたことによって生まれた風合い。

新品の家具であれば「訳あり品」として扱われるモノも、ヴィンテージ家具にとっては、一点物というその家具の個性をつくる大切な要素のひとつです。それがヴィンテージの魅力の一つだと考えています。

そのため、私たちはヴィンテージ家具を新品のように戻すことだけを目的としたメンテナンスは行いません。

残すべきものは残し、手を入れるべきところには適切な手を入れる。

ヴィンテージ家具が持つ魅力やヴィンテージ家具ならではの経年変化を尊重しながら、これからも日常の中で安心して使っていただける状態に整えることを大切にしています。

ヴィンテージテーブルの修理を行っている様子

ヴィンテージ家具は、同じモデルであっても一つひとつ状態が異なります。単純に「古い部分を直す」のではなく、家具の素材や構造、経年による変化などを確認し、その家具の状態と個性を見ながら、一点ずつ対応を判断しています。

新品家具では傷ひとつない綺麗な状態が通常です。一方、ヴィンテージ家具に関しては、傷も含めて長年大切に使われてきたアイテムを受け継ぐ意味で、できる限り残した状態で使いたい方もいらっしゃいます。

可能な限りご希望に近い形での修理ができるよう、ご購入後いただいた後、ウェブサイトの写真だけでは伝えきれていない細部の確認を、専門知識を持った専属のスタッフが行い、細かな修理可能箇所について直接お客様にご相談させていただいております。

私たちの判断だけで一律にリペアを行うのではなく、お客様と相談しながら、その方がヴィンテージ家具をより楽しめる状態を一緒につくっていくことを大切にしています。

ヴィンテージテーブルの修理を行っている様子

実際のリペア事例1

実際にどんな修理を行なったのか過去の事例をご紹介します。

北欧家具デザイナーによるヴィンテージのラタンチェアをご購入いただいたお客様からは、購入前にラタン部分や刻印についてご質問をいただきました。実際の状態を詳しくお伝えしたうえで、ご納得いただき購入いただきました。

その後、発送前の検品で小さな傷が見つかりました。ヴィンテージならではの傷や風合いをそのまま残したい方もいれば、できるだけきれいな状態で使いたい方もいらっしゃいます。そのため、ラタン部分や刻印への影響はないことを踏まえたうえで再度お客様に確認。

今回は「きれいな状態で届けてほしい」というご希望だったため、数日お時間をいただき、傷を修理したうえでお届けしました。

まず、背もたれ部分の表面にある塗膜を丁寧に剥がします。

その後、脚部分を養生して塗料が付かないよう保護し、背もたれ部分にラッカー塗装を施して仕上げます。修理後の状態がこちら。

買い付けたヴィンテージ家具を完璧に綺麗に修理した状態も素敵ではありますが、ヴィンテージ家具に対してのこだわりは十人十色。だからこそ、お届け前にきちんとお客様に確認させていただいております。

実際のリペア事例2

続いては、北欧家具デザイナーの巨匠の一人といわれているハンス・J・ウェグナーが手がけた代表作の一つ「ザ・チェア」の事例をご紹介します。

お届け前にウェブサイトの写真よりもラタンの色味が経年変化によって濃くなっていることを確認し、お客様のご希望に合わせてラタンを全張り替えすることになりました。藤の張り替えに関しては、長年取引をしている藤の張り替え専門会社に依頼をしました。

張り替え前

張り替え後

藤を使用するということは経年変化が起こるものであり、全体の藤の色味が各所で全く同じにならないというのは、天然素材を使用している証拠でもあります。

今後も使い続けていくうちに自然と色が濃い色へと変化していきますが、これからヴィンテージの味わいを新しいお客様の元で一緒に作り上げていく。

そんな楽しみをお客様に感じていただければという想いと同時に、現在のそのものの状態で家具を受け継いでいくという魅力も合わせ、お客様ご自身でお選びいただけるようにご提案しました。

ラタンの他に、座面と脚の接合部分にクラックがあり、状態をご説明。今後も安心して長くお使いいただけるよう、接着修理と木ネジによる補強をご提案。一方で、ヴィンテージならではのクラックや修復跡は残したいとのご希望だったため、補強・修理は行いながら、オリジナルの塗装やクラックのラインはそのまま残してお届けしました。

修理前
修理後


このように、家具の状態を確認したうえで、必要な修理をご提案しながらも、最終的な仕上がりはお客様の好みに合わせて一緒に決めていくことを大切にしています。

「きれいにする」だけではなく、「残す」こともメンテナンス

ヴィンテージ家具の魅力は、新品にはないところにあります。

長い時間を経た木の色や艶、使い込まれたことで生まれた表情。そこに残る小さな傷や染みさえも、その家具だけが持つ個性になることがあります。

だからこそ、私たちが目指しているのは、傷や染みをすべて消してしまうことではありません。

その家具が持つ背景や時間を感じられる部分は残しながら、使用する上で気になる部分や、今後の使用に影響する部分には必要な手を加える。

ヴィンテージらしさと、これから使うためのコンディション。その両方を大切にすること。

それが、Tokyo Apartment Storeのメンテナンスに対する基本的な考え方です。

これからの時間を、一生モノの家具と歩んでいくために

ヴィンテージ家具は、すでに長い時間を過ごしてきた家具です。

私たちは、それを「古い家具」として終わらせるのではなく、これから先も誰かの暮らしの中で使い続けてもらえる家具として届けたいと考えています。

過去に刻まれた傷や染み、経年変化を楽しみながら、そこからまた新しい時間を重ねていく。

そのために、お客様の目に触れる前の段階から、一点ずつ状態を確認し、必要なメンテナンスを行っています。

オンラインショップで家具を選ぶとき、商品の写真やサイズ、価格だけではなく、

「この家具は、どんな時間を過ごしてきたのだろう」

そして、

「これからどんな時間を一緒に過ごせるだろう」

そんなことにも思いを巡らせていただけたら嬉しく思います。

Tokyo Apartment Storeでは、ヴィンテージならではの味わいを大切にしながら、これからも長く愛用していただける家具を、一点ずつ丁寧にお届けします。

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