新宿や原宿といった華やかで何でも揃う便利な街と隣接しながらも、明治神宮や新宿御苑など自然も多い住みやすいエリアなのが千駄ヶ谷。今回は、東京・千駄ヶ谷エリアで見つける洒落たヴィンテージ家具やインテリア雑貨に焦点をあて、ショップ巡りや千駄ヶ谷でのお買い物を楽しむポイントをご紹介!
千駄ヶ谷で探すヴィンテージ家具の魅力:街と家具の関係性
千駄ヶ谷は隠れインテリア天国とも呼ばれており、ヴィンテージ家具やインテリア雑貨の路面店が多く並んでいます。また、新宿・原宿エリアへのアクセスも容易で、豪邸や広々とした空間を持つ物件も増えています。そんなエリアに集まるお店は、大量生産アイテムでは生み出せない一点物のヴィンテージアイテムやハンドメイドのお店が多いのが特徴です。
都会でありながらも自然とのバランスに居心地良く感じる千駄ヶ谷。そんな人々の暮らしは、「新しいモノやコトに興味を持ち積極的にチャレンジしていながらも、古いものを大切にしながら、自然の中で休息することにも幸せを感じる、」まさに北欧の人々の暮らしと似ています。だからこそ、北欧ヴィンテージ家具を取り扱うショップも多く、ホッと落ち着く街の雰囲気が魅力的に感じるのではないでしょうか。

千駄ヶ谷でヴィンテージ家具を買う前に知っておきたいポイント
おしゃれで落ち着いた雰囲気に包まれた千駄ヶ谷でのお買い物は、ついつい気分が上がって買いすぎじゃうのが懸念点。
さらにヴィンテージ家具の場合、デザインを気に入っても、組み立て式でないアイテムも多く配送時に入り口扉の大きさが合わなくて部屋に入れられなかったり、使って間もないのにガタついてきたりします。購入後に時間や労力、お金などが余計にかかるのは避けたいですよね。だからこそ、単に“好きな家具”だけでなく、実用性や価格、ストーリー性など複数の視点から検討することが大切です。
次に大切なのが、タイミングと一期一会を意識すること。ヴィンテージ家具ならではの魅力の一つに「一点モノ」という特徴があります。最近では、有名な製造メーカーから復刻版として量産品が販売されている場合もありますが、ヴィンテージ家具全盛期の1950-1960年代に誕生したヴィンテージチェアやテーブル・チェストの味わいは、70年以上の歴史とストーリーを持っており、素材や修理のされ方によっても異なるため、まさに唯一無二のアイテムたちに出会うことができます。そのため、サイズや耐久性についてはしっかりとチェックして、その後に「やっぱり欲しい」と感じたら、次来たときにはなくなる後悔を避けるためにも、一点物ならではの運命の出会いと思って、購入することをおすすめします。
千駄ヶ谷で見つけた一点物が、自宅のインテリアやライフスタイルに調和するか、動線やメンテナンスを含めてイメージしておくことで、購入後の後悔を避けられます。

おすすめショップ紹介:千駄ヶ谷〜北参道のヴィンテージ家具店3選
ヴィンテージ家具ファンやインテリア好きが注目する千駄ヶ谷・北参道エリア。安心の品質・豊富なテイスト・キュンとする雰囲気が魅力的なヴィンテージ家具・インテリア雑貨のショップを3店舗ご紹介します。
1, TOKYO APARTMENT STORE(トウキョウアパートメントストア)
明治通り沿い位置して、北参道駅からも原宿駅からも歩いていける好立地。有名なウェグナーなどの北欧ヴィンテージ家具から、日本初上陸の海外ブランド小物まで、独自のスタイルを貫くセレクトショップ。珍しいアイテムが勢揃いしているため、他にない個性的なプレゼントなどをお探しの方にもおすすめです。
2, Ron Herman Sendagaya(ロンハーマン千駄ヶ谷)
普段はアパレルショップながらカフェが併設されていたり、定期的にヴィンテージ家具やブランドとのポップアップイベントなども開催しています。ギャラリーのような空間で、トレンド感やデザイン性を体験しながら家具選びができるのが大きな魅力です。
3, SHARK ATTACK(シャークアタック)
CEROTEの系列ショップで、買い付けが頻繁に行われており、プロのインテリアコーディネーターにも評価が高い空間が特長です。3階建てと非常に広いので、ヴィンテージテーブルやチェアだけでなく、ランプやラグなども豊富に仕入れられているのが特徴です。

一度は見てみたいヴィンテージ家具 3選 - Tokyo Apartment Storeの店舗で有名ヴィンテージ家具をチェック
ザ・チェア

デンマークを代表する家具デザイナーのハンス・J・ウェグナーが手がけた椅子の中でも、一番代表的なものと言えるのがこの“ザ・チェア”です。、「1960年のアメリカ大統領選のテレビ討論会でジョン・F・ケネディが座った事」がきっかけで、一躍有名に。討論会で見せる堂々とした彼の姿に人々が魅了され、見事大統領の座に着くことが出来たと言われている、一人の男の人生を変えるほどの力を持った名作チェアと言われています。
スワンチェア

北欧家具好きなら一度は聞いたことがあるのが、Swan chair / スワンチェア。1958年に、デンマーク人デザイナーのアルネ・ヤコブセンによって誕生しました。当時、デンマーク初の高層ビルSASロイヤルホテルのためにエッグチェアと共にデザインされました。スワンチェアの特徴として曲線美のフレームは、身体を優しく預けられる座り心地に加え、プライバシーが守られていると感じる空間を作り出してくれます。70年以上経った今でも、唯一無二の存在であり続けるスワンチェア。一緒に一度は本物をこの目で見てみたい一脚です。
スパニッシュチェア

1959年、デンマーク人家具職人のBørge Mogensen(ボーエ・モーエンセン)が、デザインしたスパニッシュチェア。このチェアは、モーエンセンの自邸のために作られたと言われています。彼はスペインへ旅行に出かけていた際、旅行中に出会ったスペインの伝統的な様式の椅子にインスピレーションを受けてデザインされました。当時見たことがなかったモノが置ける広さのアームが特徴で、ここに本を置いたり、ウィスキーを置いて、優雅な時間を過ごして欲しいという思いが込められています。使用しているシーン、ヴィンテージのロマンを感じられる一脚です。
千駄ヶ谷のおしゃれな家具・インテリアショップ巡りを楽しもう
いかがでしたでしょうか?
新宿や渋谷、原宿に近いけどイメージがあまりない、そんな千駄ヶ谷の魅力と家具・インテリアのショップ巡りにおすすめな理由などをご紹介しました。オンラインでのお買い物が当たり前になってきているとはいえ、家具やインテリア雑貨はサイズや素材などのディテールを直接見て決めたいと思う人も多いのではないでしょうか。
お引越しや模様替えがしたい方、常に新しい物に出会いたいと好奇心旺盛な方は、是非、千駄ヶ谷のおしゃれな家具・インテリアショップを開拓してみてください!